業務事例

溶損試験

― アルミ溶湯への浸漬・回転評価で、材料／塗型／表面処理の最適解を数値で選ぶ ―

概要
Edge Creatorsは、アルミ合金（例：ADC系・AC系）溶湯に試験片を浸漬・回転させ、
溶損量を定量比較する受託評価を実施しています。

ラドル・コアピン・スリーブ・ゲート周り等の溶損対策（材料・表面処理・塗型）を、
実使用に近い条件で短期間に可視化。
評価後は結果と考察をレポートとして納品します。

溶損とは（現場で何が起きているのか）
高温の溶融アルミと鉄系材料が接触し、金属間化合物の生成や拡散を伴って
鋼表面が侵される・付着する現象です。
長期化するとピット／肌荒れ／離型不良、さらには設備ダウンタイムを誘発します。

当社の評価はアルミ合金を用いた実液評価で、机上値では見抜きにくい差を数値で判定できます。
こういう課題に効く
• ラドル／ピン／スリーブの溶損が早い（寿命・歩留まり悪化）
• 素材置換の効果（SKD／鋳鉄／チタン等）を事前に確かめたい
• 塗型の種類・膜厚・塗布方法で溶損挙動がどう変わるか知りたい
• 表面処理・コーティング（熱処理／ショット／各種皮膜）の優劣を比較したい

評価方法（標準プロトコル）
1. 試験片を溶湯に浸漬し、所定時間“回転”させる（回転・温度・時間を管理）
2. 試験後にアルミ付着物を適切に除去
3. 前後重量差で溶損量を算出し、銘柄・処理・塗型・材料間で比較評価
4. 結果と考察をレポート納品（グラフ／写真／推奨条件含む）

実使用に近い浸漬×回転の負荷を与えるため、材料・表面処理・塗型の差が明瞭に出ます。
評価は短期で集約でき、量産導入の意思決定がスピーディになります。

比較・最適化の観点（例）
• 材料：鋳鉄／SKD／チタン 等の基材差の溶損量
• 表面処理／コーティング：耐溶損性・皮膜耐久・剥離挙動
• 塗型：塗布方法・種類・膜厚による保護効果の違い
• 条件設計：温度・滞留・流速に相当する回転数の影響

導入メリット（数値化で“選べる・変えられる”）
• 寿命延長／予防保全：最適素材・処理・塗型で交換サイクルを延伸
• 品質・歩留まり改善：肌荒れ／付着／離型トラブルを根本対策
• コスト最適化：再作業・廃却・停止ロスの削減、保全在庫の適正化
• 意思決定の高速化：データ付き報告書で社内説明・顧客提案が容易

提供できるご提案
• 処理方法：表面コーティング／熱処理／ショットブラスト
• 塗型：種類・塗布方法・膜厚の最適化
• 材料：チタン・鋳鉄・SKD等の採用可否判断

進め方例（フロー）
1. 課題ヒアリング（対象部位・現象・想定条件）
2. 評価設計（試験片・温度・回転・時間・判定指標）
3. 試験実施 → データ取得
4. 結果レポート／改善提案（最適候補と推奨条件）
5. 量産展開サポート（再評価・横展開）

お客様にニーズに合わせ柔軟に対応いたします。
よくある質問（FAQ）
Q. どのくらいの期間で結果が出ますか？
A. 条件確定後、短期で比較結果をご提出します（案件規模により変動）。
Q. 立会いやNDAは可能ですか？
A. 可能です。秘密保持契約のうえ、立会い・オンライン報告にも対応します。
Q. 特定コーティングの耐溶損性だけ比較したいのですが？
A. 対応します。既存皮膜との優劣比較に適したプロトコルを設計します。

お問い合わせ（CTA）
“溶ける原因”を、データで断つ。
最適素材・塗型・表面処理の候補を、実液評価で一気に絞り込みませんか。

➡︎ お問い合わせフォーム またはTEL 0564-83-5923からご相談ください。


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