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温調器校正|「680℃」は、本当に680℃なのか
鋳造工場では、溶解炉、保持炉、熱処理炉などの温度が、溶湯品質や鋳造条件、製品性能を左右します。
しかし、温調器に温度が表示されていることと、その温度が正しいことは同じではありません。
ISO 9001では、製品や工程の適合性を判断するために使用する監視・測定資源について、
目的に適した状態で管理し、必要に応じて校正または検証することが求められます。
自動車関連ではIATF 16949や顧客固有要求、鋳造工程ではCQI-27、熱処理工程ではCQI-9が適用される場合もあります。
規格が、すべての温調器について一律の校正周期を定めているわけではありません。
重要なのは、品質への影響や顧客要求を踏まえて、
・どの機器を管理対象とするか
・どこまでの誤差を許容するか
・どの周期で校正・検証するか
・許容範囲外の場合にどう対応するか
を明確にすることです。
数百台を確認することで工場全体の傾向が見える
1台ずつの合否確認だけでは、工場全体の温度管理状態までは分かりません。
数百台を同一基準で確認し、結果を横並びにすることで、炉種、ライン、使用年数、機種などによる誤差傾向が見えてきます。
さらに、現在の校正周期が適切なのか、どの設備から調整・交換するべきか、工場全体で管理基準を統一する必要がないかを判断できます。
温調器が正常でも、実温度が正しいとは限らない
温度管理に影響するのは、温調器本体だけではありません。
熱電対、補償導線、接続部、保護管、センサーの設置位置、炉内温度分布などによっても、表示温度と実際の炉温・溶湯温度に差が生じます。
そのため、温調器校正は温度管理の信頼性を確認する第一歩です。
必要に応じて計測系全体や実際の溶湯温度まで確認することで、初めて温度のずれが発生している原因を判断できます。
温度の信頼性は品質・コスト・監査に直結する
実温度が高過ぎれば、酸化物やノロ、アルミ溶損、エネルギー消費の増加につながる可能性があります。
反対に温度が低ければ、溶解不足、流動性低下、湯回り不良などを招くことがあります。
熱処理炉では、温度のずれが強度、硬度、伸びなどの製品性能に影響する可能性もあります。
また、校正記録がなければ、顧客や監査に対して、記録された炉温が信頼できる数値だったことを十分に説明できない場合があります。
鋳造現場を理解した温調器校正
株式会社Edge Creatorsでは、鋳造工場の溶解炉、保持炉、熱処理炉などを対象に、数百台規模の温調器校正に対応しています。
単に合否結果を一覧にするのではなく、
・炉種・ライン別の傾向分析
・許容範囲外設備の抽出
・原因確認と調整・交換の優先順位付け
・校正周期や管理基準の見直し
・必要に応じた温度計測系全体の確認
まで、鋳造現場の実態に合わせて支援します。
温度が表示されているだけでは、温度管理を証明できません。
溶解炉、保持炉、熱処理炉の温調器校正や、工場全体の温度管理体制に課題がございましたら、
株式会社Edge Creatorsまでご相談ください。
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